鴨の旨味はネギのためか・・・『鴨南蛮』
「鴨南蛮」は、かけそばに「鴨」と「葱」が具として入っているだけのものではありません。
「鴨の脂」で「葱」を焼く。
古来から現代まで脈々と伝達されてきた料理ですが、一度実践してもらいたい程、抜群に相性の良い取り合わせです。
その取り合わせを、出汁の効いた蕎麦つゆにそのままINさせると「鴨南蛮」になります。
「鴨の脂」の旨味と、その脂の旨味を吸った「葱」の香しさ、「そばつゆ」の鰹出汁の美味しさが、溶け合います。
「鴨」は火を入れ過ぎてしまうと、身が硬くなりますので要注意です。
「葱」は黒くなるまでは焼かない方が良いでしょう。見た目が宜しくないです。
つまり、「鴨南蛮」の調理には注意力が必要です。
ちょっとだけリッチで、つゆの温かさと旨味にホッとします。
【鴨南蛮の栄養素】
鴨には「ビタミンB2」、「鉄分」が豊富に含まれています。ビタミンB2は皮膚や粘膜、爪、髪などの健康を保つ効果があり、鶏肉の4倍含まれています。鉄分は貧血予防、コラーゲンの生成に役立ちます。 そして、肝心の「鴨」の脂には、他の牛・豚・鳥肉に比べると、不緩和脂肪酸が多く含まれており、血液や血管の状態を健康に保つ効果があります。
葱には、「ネギオール」や「アリシン」が含まれています。ネギオールやアリシンには抗菌作用や血液循環を良くする効果があり、免疫力をUPさせる効果もあります。
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