『油揚げとネギと七味』
油揚げの誕生は室町時代。一人の僧侶が肉の代用として豆腐を油で揚げたことが始まりとされている。
まさに発想の天才である。
その後、油揚げは700年に渡って、お稲荷さん、きつねうどん、お味噌汁、巾着、掛け布団と、幅広く活躍している。
油揚げの魅力は、食感。外はこんがりとした香ばしさ、内側はふんわりとした柔らかさを持つ二重の食感が特徴で、焼くとパリッと香ばしく、煮るとだしをたっぷり含んでジューシーになる。
そして、味の吸収力。豆腐を薄く切って揚げたものなので、だしや調味料が染み込みやすく、味の変化を楽しめる。フカヒレにも劣らない吸収力である。
さらに、栄養価。豆腐由来なので植物性たんぱく質が豊富で、ヘルシーな食材としても重宝される。湯通しすると余分な油が落ちて軽やかになる。
そういうものに
わたしは
なりたい。
レシピ
① 油揚げを食べやすい大きさに切って、焦げ目がつくくらい焼く。
② 焼いた油揚げをレンジで30秒程温める。
③ 油揚げをお皿に乗せて、万能ねぎを大目に、七味を好みで、醤油を軽く掛ける。
【注意】 レンジで温めるのは、中まででふっくらさせるため。焼くのは芳ばしさのため。
食べると美味しい!
油揚げのコク、ネギの風味、七味の香りと辛味、醤油の塩味。
作るのが楽なのに旨い。
良い油揚げであれば、なおのこと良し。
【油揚げの栄養素】
油揚げに含まれている「タンパク質」は、豆腐の約2倍。
「大豆イソフラボン」は、シミやシワの原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
「大豆サポニン」は、抗酸化作用、LDLコレステロールの蓄積を抑える、動脈硬化の予防、肥満防止効果があります。
その他、「鉄」、「亜鉛」、「マグネシウム」、「カルシウム」が含まれています。
「カロリー」は1枚、約120kcalですので、そんない多くもないです。
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