『フィグログ』

イタリア中部に位置するマルケ州を発祥とする、お酒のおつまみ＆おやつ。それが「フィグログ」。

日本では有名ではないが、「美味しんぼ」でも少しだけ登場したので、知っている人は知っている。それが「フィグログ」。

見た目はサラミのようだが、「フィグ」の名前の通りメイン食材はイチジクである。それに、ナッツ、プルーン、レーズン、蜂蜜などを加えて丸太（ログ）のように固めたもので、味が濃いため、ワインや、濃い目の紅茶などのお供に良い。

単品で食しても、チーズや、生ハムなどを加えて、オードブルやおつまみにしても良い。

知っての通り、イチジクは日本のフルーツ界では一軍ではない。みかん、リンゴ、梨、いちご、スイカ、メロン、ぶどう等に比べると、流通量も少ない。

その分、他のフルーツとの類似性がない甘味が感じられる。素朴であり、昔ながらの味である。

乾燥したものは甘味が凝縮されている。水分がないため、少々食べづらいが癖になる味である。

売っている店が少ないのが難点ではある。

『フィグログ』の栄養素

イチジクは「不老不死の果物」、「聖なる果実」などとも呼ばれており、6,000年以上も前から栽培されていると言われています。栄養も豊富です。

「ペクチン」・・・整腸作用があり、下痢や便秘の改善に。

「鉄分」・・・鉄欠乏症貧血。お肌の健康に。

「カリウム」・・・高血圧の予防。

「アントシアニン」・・・ポリフェノールの一種。目に良い。抗酸化作用で老化予防に。

「エストロゲン」・・・種の部分に含まれています。美肌を作り出すなど女性のアンチエイジングの維持に効果があります。また、更年期の症状の予防、骨粗鬆の予防に効果があると言われています。

「フィシン」・・・タンパク質分解酵素。消化吸収を助けてくれます。