魅惑の『よもぎ団子』
最近、色だけ緑っぽくした紛い物のお団子も安く売られているが、本当の「よもぎ団子」は草の香りと、わずかな苦みが何とも心地良く感じる。
よもぎは、少しくせのある味のため、こし餡よりも、粗野な粒あんが良く合う。
たっぷりの粒あんをつけ、濃い目に入れた熱い緑茶をすすると、幼いころに訪れたことがある田舎の風景が目に浮かぶ。
なお成人の適量は串2本となっている。
あんこは健康に良いものだが、やはり食べ過ぎは良くない。
『よもぎ団子』の栄養
よもぎは、いわゆる薬草です。
よもぎの濃い緑色に含まれる「クロロフィル」は体内でヘモグロビンの生成を助けて造血作用を促進するほか、貧血の予防・改善に作用するとされています。また、抗酸化作用、抗炎症作用もあるので、アンチエイジング効果があり、肌にも良いとされています。
よもぎに含まれる「ビタミンK」は、血液の凝固に関わる成分の合成を促す働きがあり、止血効果もあるので、野外でケガした時には、すり潰すなどして、傷口につけておくと良いでしょう。
その他、よもぎに含まれる「カロテン」には、粘膜や皮膚を健やかに保って、免疫機能を維持してくれます。
独特の爽やかな香り成分「シオネール」には、ストレス解消効果もあります。
よもぎはあり触れた野草ですが、もっと尊重されるべき食材だと思います。
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