魅惑の『いかの塩辛』
酒の肴でもある『いかの塩辛』。
類似食品の「酒盗」は内臓だけを用いて作るのに比べて、いかの身の部分も入っているのが「塩辛」である。
発酵食品だけあって、匂いも味も鮮烈で、食べられない人も多いが、癖の強いものとは良く合う。
日本酒に。
海産物特有の旨味が良い。「酒盗」の方が良く合うお酒もあるので、そこは好みで。
ジャガバタに添えて。
ジャガイモはどちらかと言えば粗野な味。バターはコクと風味。いかの塩辛は塩味とコク。コクが被るが、味が重なるようで美味しい。
クリームチーズと一緒にクラッカーに載せて。
クリームチーズは大体何にでも合うが、いかの塩辛の鮮烈さを包み込んでくれる。
パスタに少量をINして。
コクと味に深みが増すので、隠し味に良い。
しかし、中でもお気に入りの食べ方は何かと聞かれたら、『湯漬け』ということになる。
熱いご飯の上に『いかの塩辛』を乗せたら、熱湯を回しながら注ぐ。
ご飯と『いかの塩辛』を箸で解しながら、湯に完全に沈めるようにし、熱と味が均等になるのをしばし待つ。
尖った味と風味が『白ご飯』と『熱い湯』で柔らかくなり、お湯に旨味が溶けだす。お茶漬けのようにサラサラして、締めに食べてみたくなる味である。
『いかの塩辛』の栄養
いかの塩辛の塩分は多いですが、栄養も豊富です。
タンパク質、コラーゲン。リン、鉄、亜鉛などミネラル、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEなどのビタミン。タウリン、ベタインなどのアミノ酸。
「コラーゲン」はタンパク質の一種で、皮膚のハリや弾力を維持しています。
「タウリン」は血圧や血中コレステロール値を正常化する働きがあり、また、肝機能を助けてくれる働きもあります。
「ベタイン」は、高脂血症や血中コレステロール値を改善、動脈硬化・糖尿病を予防、肌や髪の健康を保ち、胃にも良いと言われています。
「肌」に良い食べ物
「肝臓」に良い食べ物
「胃」に良い食べ物
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