通常の酢豚とは別物の『黒酢酢豚』
酢豚は、北京風の(もしくは上海風と言われる)『黒酢酢豚』が好ましい。
北京風の黒酢酢豚は、カリカリに揚げられた豚肉がメインとなる。中にはカリカリに揚げられていない肉を出すところもあるが、カリカリに揚げられたものが特に良い。
そして、一般の酢豚と比べて、黒酢で作られているため深みとコクがあるソースが特徴である。無論、甘味もあるが、普通の酢豚ほど甘ったるくはない。
見た目も麗しい。一般の酢豚も艶々とオレンジ色に輝いて美しいと言えるが、黒酢酢豚は黒くて艶々している。カラメル反応のような深い黒色である。
そして一番の特徴は、良い『黒酢酢豚』にはメインの肉しか無いと言っても過言ではない点である。野菜があるとしても、ほんの彩りにしか過ぎない。
良く揚げられた豚肉は噛むと、表面のカリッとした噛みごたえが実に心地が良く、脂の旨味、ソースの酸味、コクが口の中に広がっていく。ジュワッとした肉汁が実に旨い。脂の旨味に甘味すら感じる。
もし野菜があるとしても、それは白髪ねぎ、または少量の野菜が油通しされてシャキシャキになっているので、決して肉を味わうことを邪魔しない。
野菜を黒酢に絡めず、添えただけの場合は、見目も格段に良くなる。

「黒酢酢豚」

「普通の酢豚」
『黒酢酢豚』の栄養素
黒酢に含まれる「酢酸」や「クエン酸」は、血液をサラサラにするだけでなく、善玉コレステロールを増やし中性脂肪を減らしてくれる効果があります。
豚肉に含まれる「ビタミンB1」と共に摂取することで、疲労回復の効果が期待できます。
コメント
コメントを投稿