初夏の味『梅酒』


魅惑の『梅酒』



梅雨の時期、皆さまどのようにお過ごしでしょうか。

うっとうしい湿気。近づきつつある夏の高い気温。時々出ては隠れる太陽。

そんな時には「梅酒」が飲みたくなります。


爽やかな酸味。強い甘味。香り高く、コクがある。
なぜか、懐かしさや哀愁のようなものも感じられる。

食前や食事中に飲むには甘過ぎるが、炭酸で割るとスッキリ楽しめる。

そして、ロック。炭酸で割るのに比べて、味も香りもアルコール度も強い。

雨の日の昼日なか、雨音をつまみにゆっくりと飲んでみたい。


300年程前の江戸時代にはすでに梅酒があったそうで、昔の人も、蒸し暑い時期になると、縁側で梅酒を飲んでいたのだろうなと、思いを馳せながら口に含む。





梅酒は、ホワイトリカー(甲類焼酎)で作ることが多いが、ブランデー(果物の蒸留酒)や、ウィスキー(大麦やトウモロコシ等の蒸留酒)などの蒸留酒であれば作ることが出来、それぞれに味わいと香りが変わってくる。

ちょっと奮発してコニャックなどで作ると、市販品よりも美味しくできる。


あまった梅の実は、梅シロップを作る。これも炭酸で割ると、実に旨い。



なお、梅酒は自分で作成することが出来るが、作成した梅酒を売ってしまうと、酒税法に引っかかるので、自家消費に努めるしかない。





『梅酒』の栄養

梅酒に含まれる「クエン酸」は疲労回復に効きます。

「ビタミンB2」は、皮膚や髪の再生を促してくれますので、美肌に効果があります。梅の抗菌作用がニキビや吹き出物を予防してくれるとも言われていますので、やはり肌に良いお酒と言えるでしょう。

「ビタミンB6」は、免疫機能を維持してくれます。

「梅ポリフェノール」は抗酸化作用があり、老化防止に効果があります。

もちろん、アルコールなので、飲み過ぎては肝臓に負担が掛かります。



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