滑らかさの中にある宝石『茶碗蒸し』


滑らかさの中にある宝石『茶碗蒸し』



作る工程の容易さに比べて、美味しさのレベルが高いのが「茶碗蒸し」です。

蓋を徐に開けると、最初に三つ葉の緑が目に映えます。湯気とともに香る三つ葉の香りもたまりません。

口に含むと、熱々でトロトロな卵の食感。

蒲鉾の( ・ω・)モニュ?っとした食感。

椎茸の( ・ω・)ムニュ?っとした食感。

筍のホクッとした食感。

鶏肉のタンパクな旨味。

そして最後に濃い出汁の味。


何故だか、ホッとします。お茶漬けではないですが、日本のお酒を嗜んでいる時には特に良い感じで染み入ります。おでんもそうですが、出汁の魔性とも言えます。


今は初春ですが、秋には銀杏を入れても良いし、貝を入れても良いという、山の物でも、海の物でも、里の物でも、何でも大丈夫という懐の深さ。(舞茸は卵が固まりにくくなるのでダメ)

出汁を変えることで味わえる多様性。レンジでも作れる簡単さ。

考案した人(長崎の人)には、感謝の念が堪えません。



魅惑の『茶碗蒸し』

【茶碗蒸しの栄養素】

茶碗蒸しの材料の卵には、「タンパク質」、「ビタミンA」、「ビタミンB1」、「ビタミンE」、「ビタミンD」、「ビタミンK」、「鉄」、「ルテイン」、「レシチン」、「コリン」が含まれるだけでなく、「必須アミノ酸(オメガ3脂肪酸)」がバランス良く含まれています。

「コリン」は、脳や細胞膜の修復・構成を促進してくれる効能があり、「ルテイン」や「ビタミンA」は目に良い効果を及ぼします。

また、茶碗蒸しは油を使っていないので、カロリーも一人前で約100kcalと多くはありません。ダイエット中に食べても良いものです。



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