魅惑の『卵の白身』
『卵の白身』と言えば、黄身の周りを漂うおまけくらいにしか考えられていないこともあるが、それは白身を侮り過ぎである。
『卵の白身』は、癖が少ない分、様々な料理に馴染む力が一流と言える。
様々な料理に馴染むと言えば、「卵の黄身」も勿論そうだが、この二者の魅力は別なところにある。
黄身が他の料理を引き立てる光であるならば、白身は他の料理を邪魔しない影だといえる。幻のシックスマンである。
『卵の白身』を、焦がさないようにゆっくりと熱を通すと、艶々プルプルな見た目に変化する。
それが実に良い。
食欲をそそる。
固体化した白身は納豆と混ぜて、ご飯にかけても良し。麻婆豆腐で、豆腐の代用品にしても良し。塩、コショウを振って、マヨネーズをつけて、サンドイッチの具材に追加しても良し。ただボリュームが増すだけではなく、味がまろやかになる。
熱を加える前の白身を、沸騰した出汁の中に回し入れれば、白雪のようなスープにもなる。「ほんだし」でも、「丸鶏がらスープ」でも、「あごだし」でも、「創味シャンタン」でも、何にでも合うため、あっという間におかずが一品増える。
メレンゲの材料にもなるし、エリクサーと呼ばれる「シャルトリューズ」を使ったカクテルの「サンジェルマン」にも使用される。
何と素晴らしい食材であることか…。
『卵の白身』の栄養
卵の白身は、卵黄には及ばないものの栄養が豊富です。
低カロリー、高タンパクのため、ダイエットにはピッタリの食品と言えます。
また、白身の一部である「カラザ」には、「シアル酸」が含まれており、免疫力アップ、美肌効果、抗がん効果があるとされています。
ぜひ、「カラザ」ごと白身を食べましょう。卵黄だけ食べるなんて勿体ない。
「体型」を少し良くしたい
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